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【年金数理】最終生存確率について

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今回は、被保険者(x)、(y)のうちどちらかが生存している状態、最終生存状態に関する確率

についてみていきましょう。

 

(x)、(y)のどちらか一方が生存している状態を単生命の生存のようにとらえ、両者が

死亡した段階で、単生命の死亡と同じように見なす、生存者がいない状態を死亡とみなす

モデルを最終生存モデルといいます。

(x)、 (y)の生存確率を円としたとき、ベン図でいうと論理和にあたる部分になります。

 

一般的な最終生存モデルの確率についてみていきましょう。


◆最終生存モデルの確率

(x)、(y)のうちすくなくとも1人がt年間生存する確率は、

と表します。

 

また、(x)、(y)の2人ともt年内に死亡する確率は、

と表記できます。

 

これらの最終生存確率と最終死亡確率の和は

の関係式が成り立ちます。

 

この最終生存確率において、注意すべき点としては、単生命、連合生命とはことなり

となる点です。では、どのように最終生存確率を求めるのかといえば、

を利用することで求めることが出来ます。

 


問題1 ★☆☆☆☆  最終死亡率の公式

 

生存数が、

で表されるときに (20), (22)が10年後に2人とも死亡する確率を求めよ。


解答解説

与えられた生存数の式より

,

(20), (22)の生存と10年後の生存数をそれぞれ求める。

10年後に2人とも死亡する確率なので、

となり、これを計算すると,0,0033333

となります。



問題2  t~t+1年の間に死亡する確率 ★★☆☆☆

80歳と81歳の者がいる。2年経過後の1年間で最終生存者が死亡する確率として最も近いものは次のうちいずれか。この2人はいずれも以下の死亡率に従い、2の死亡は互いに独立しているものとする。

,    ,     

(A)1.0% (B)1.3% (C)1.6% (D)1.9% (E)2.2%

【年金数理人 平成29年】


◆解答解説

今回は、

・・・❶

を用いて求めてきます。

・・・❷

を❶に代入すると、

となり、本問では

と各年齢の死亡率、生存率で表記できる。

これより、

となるため、(D)が正しい。

 

1⃣期間[t,t+1]について最後の生存者が死亡する確率はほかにも

を用いても求めることができます。試験では数ある公式のうち、最も自分自身に使いやすいものを1つベースにもっておきましょう。


 

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こちらの本には最終生存モデルに関して、詳しく

記載されています。

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