今回は前回考えたド・モアブルの法則を拡張した生存数から派生する死亡法則と
各々の数学的な式の関係についてみていきましょう。
(ド・モアブルの法則)
この式のかっこ部分をk乗した場合を考えてみましょう。
生存数がこのような形をとる場合、死力や生存率、平均年齢において
公式的な関係性を見ることが出来ます。
まずは、生存率についてみていきましょう。
のとき、
と生存率がわかる。
この生存率から
が導け、この死亡率をtで微分すると
・・・①となる。
この死力の微分は、
・・・②
と等しく、①と②を比較すると死力が
と求めることが出来る。このような関係性を知っておくと、年金数理人やアクチュアリーの
試験の限られた時間でも問題を容易に処理することが出来ます。
完全平均余命についても生存数の式を公式に当てはめると
公式が導けます。
最後に平均年齢についても導いておきましょう。平均年齢の公式に生存数の式をあてはめ、
分子の部分積分を解くと
が導けます。
問題1 ★★☆☆☆ ド・モアブルの法則の拡張
生存数が下記の条件のもと、平均年齢を求めなさい。
(0≦x≦115)
解答
生存関数が
の形のため、
が利用できる。これより、
となる。