コンテンツへスキップ

【年金数理】脱退時の平均年齢について

  • by

今回は脱退時の平均年齢について考えていきます。

 

脱退時の平均年齢wは

という式で表せます。ここでのsは観察している対象の最低年齢を表し、fは観察している

対象の最高年齢を表します。fはω(最終年齢)をとることが多いです。

では問題を見ていきましょう。


問題1 ★☆☆☆☆ (二重脱退の脱退時の平均年齢)

ある集団が原因A、Bによって減少していく二重脱退表を考える。x歳(0≦x<100)

における原因Aによる脱退力が

原因Bによる脱退力が

であるとするとき、40歳以上でA脱退するものの平均年齢を求めなさい。

ただし、必要とあれば,


◆解答解説

脱退時の平均年齢

を求めるためには、を求める必要があるので、を考えていく。

より、

とこのようにx歳の残存者の数はあらわすことができる。

これを元にこの問題でのx歳の残存者の数を考えていく。

・・・①

  とすると、

①は

となる。これを計算すると、

これにより、が求まったので、40歳以上で脱退するものの脱退時の平均年齢wは

この分子を部分積分すると

これを整理すると、

ここで、b=0.05より代入すると

56.87402799が求まります。

1⃣この問題においては、加入モデルではあるが、\(l_x^{(T)}=a(1-\frac{x}{c})^n ,(b≦x≦c)\)といった形ではないので、ゴリゴリと上記のように計算する必要があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です