今回は、美術品、芸術品を競り落とす際、セカンダリーマーケットのうち、オークションにおける数理について考えていきましょう。
美術品オークションに出品する場合、
作品の最終的な評価額\(P^{Es}\)(estimated price)を査定、鑑定し決定します。オークショニアを通さない場合は、自身で予想評価額\(P^{Es}\)を設定することになります。
評価額をもとにまず最低落札価格もしくは最低売却価格\(P^{Re}\)(Reserve Price)を設定し、開始価格\(P^{St}\)(Starting price)、\(P^{BIN}\)即決価格(Buy It Now price)を自身、もしくはオークショニアが決める形となります。

開始価格に関しては、最低売却価格を下回って設定することが可能なことがあります。オークションがスタートして、最終的に\(P^{St}<P^{Re}\)の場合、作品が落札されない形になります。なぜ、こういった設定を行うのかというと、例えば、オークションで、たまたま入札数が少ないなどあった場合、価値のある作品が安価な金額で落札されるリスクを軽減することができます。
また、開始価格を最低落札価格以上に設定してしまうと、心理的な面で入札しづらく、買い手がつかない場合といったことにつながります。
また、オークションに出品する際に、
・作品の落札価格に対して、販売委託手数料:落札価格×手数料割合
・販売委託手数料にかかる税
・販売委託者費用
の3つがかかります。販売委託者費用には
・カタログ掲載料
・著作権使用料
・保管費
・保険料
・鑑定料
・額装代金
などが状況に応じて含まれます。
※執筆中